最新ステーショナリーやアイディア文具の紹介、楽しめる連載エッセイなど、これを無料で読めるなんて…という充実した内容の冊子。当初は季刊だったが現在は偶数月1日発行、私は浅草橋のシモジマでいただくことが多い。ここは何日か早めに置いてくれる傾向がある。他にも北海道から沖縄まで、全国の文房具店で配布されている(詳しくはBun2公式サイトの「配布店一覧」を参照)。
Bun2はいろいろなテーマで特集を組むが、年末年始はやはり人気の定番特集で固定されている。10月号が「手帳特集」、2月号が「今年の注目文具/トレンド」、そして12月号は「Bun2大賞(ベスト文具発表)」という流れ。今年も「2011年Bun2大賞」が発表された。
これは、Bun2誌上で紹介した商品の中から、読者の投票によって決めるベスト文具賞で、今回が第4回目になる。2010年8月号から2011年6月号にかけて掲載した商品の中から選ばれたものだ(応募総数4,207通)。掲載商品に限るので、Bun2常連のメーカーさんに偏りがちだし、偶数月刊のためどうしても締切が早くならざるを得ず、一般的な文具ファンの印象とはずれる部分もあるわけだが…。
ちなみに今年の順位を覗いてみると、
1位:スティッキールはさみ(サンスター文具)
2位:フォトレコ(ナカバヤシ)
3位:フリクションボールノック(パイロット)
4位:ハリナックスハンディタイプ(コクヨS&T)
5位:ノビータ(コクヨS&T)
という感じになっている。
2位のフォトレコには驚いた。写真やネガフィルムを、PCを利用することなく直接デジタルデータ保存できる機械(もちろんデータはUSBでPCに移せる)で、これが文具かどうかはさておくとして、ニッチなエリアを突いた隠れたヒット商品になっているようだ。
個人的には順位表よりも、これをネタに「ブング・ジャム」の3人(高畑正幸氏、きだてたく氏、他故壁氏)が放談する企画の方が楽しめた。もう、好き勝手しゃべっている。中でもやはり「文具王」高畑さんの鋭いコメントが光る。 例えば「女子文具」については肯定的な発言。
「幅は広がるから、面白いものが出てくる可能性は高くなりますよね」
フリクションについては、
「毎年ちょっとずつ便利なものが順番に出てくる。この流れはいいよね」
スケルトンは安っぽい、というきだてさんのカスタムヘリテイジ92に対するコメントに切り返して、
「そうかな。僕は好きだよ。この意味でのスケルトンはすごく好き。ちゃんと見られることが分かっているから、内部構造がきちんと整えられている。単純に透明にすると、中が見えて格好悪いやつがあるから、そうならないように設計し直さなきゃならないから」
ときっぱり。ぜひ手にとって直接読んでみていただきたい内容だ。
この他の記事では、久我山にあるという「文房具居酒屋 どろぼう堂」の紹介や、NY在住の外海君子さんのコラム「アメリカで文房具を買うには」などが面白かった。どろぼう堂には文具王も訪れたことがあるらしい。
ブング・ジャムの3人による放談は2号連続掲載で、次回2月号では「2012年の文具動向の予測」について語っているとのことだ。
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